ストーカーは、最初はむしろ良い雰囲気で近づいてきますが、一度本性を表したら引き下がることはありません。
ストーカー気質にも程度の差はあるにせよ、おやっと思ったら距離を取ることが一番です。
ストーカーは男性ばかりでなく女性にもいます。次の内容は女性に対して書いていますが、男性が読むときは「男性」というところを「女性」と置き換えて読んでみてください。
ストーカー気質の特徴
● 独占欲が強く嫉妬深い人
他の男性と話しているだけで機嫌が悪くなったり怒ったりする男性は要注意です。普段の生活の中で、過剰に束縛する行為や、過剰に何をしていたか問いただすことも、独占欲の強さや嫉妬深さの表れといえます。
● 思い込みが激しく、頑固で意固地な人
よくわかっていないのに勝手に思い込み、違うと行っても耳を貸さない人。プライドが異常に高い人なども、ストーカーに変身するおそれがあります。
● 1日に何度でもLINEやメールが来る人
それほど親しくもないのに、何度もLINEやメールが来て、返信するとそれに対する返信が異常に速かったり、返信の催促が来る人は要注意です。
● 何でも知りたがる人
会っていないときに、何をしていたのか、どこへ行っていたのか、誰と会っていたのかを細かく知りたがる人は特に要注意です。
● 理解しようとしない人
相手の気持を理解しようとするかしないかは重要です。恋愛経験がない人でも、相手の立場になって考えられる人は大丈夫ですが、独りよがりで、あなたが不快に思う行動を起こす人には注意しましょう。
● 勘違いしやすい人
少し優しくしただけで好意を持っていると勘違いする人がいます。冷静な判断をするのが難しい人です。
● 声を荒らげたり腕をつかんだりする人
ちょっとしたことで声を荒げる人は抑制の効かない危険人物です。一度でもそのようなことがあったら距離をおきましょう。腕をつかんだりというのはもってのほかです。
どうしたら防げるか
● 曖昧な態度を取らないこと
嫌なことは嫌だと最初からはっきり伝えましょう。曖昧な態度でその気にさせて後で断るというのは、ストーカーが一番嫌がることです。
なにか引っかかることがあったら、曖昧にしないで話し合ってみましょう。聞く耳を持たない人とは距離をおきましょう。
● だれにでも親切にしすぎないこと
誰にでも親切にできることは素晴らしいことです。でも男女間の出会いに関しては、相手に勘違いされやすいので親切にしすぎないようにしましょう。
● 合わないと思ったら距離を取る
この人やばいかもと感じたら、距離を取りましょう。会わない、連絡しないを徹底しましょう。強引に会ってくれと言われても曖昧にしないで断ることが一番大事です。
いちばん大事なことは、深い関係にならないうちに相手のストーカー体質を見破ることです。自分の住所を教えるのは相手が信頼できてからです。
相手がSNSに投稿していないかチェックするのも効果的です。常識とかけ離れた事を言っていたり、乱暴なことや反社会的なことを言っていたら、会わないことが一番です。
本当に相手がストーカーになってしまったら
できるだけ早く警察などに相談して住むところを変えましょう。
● ストーカーやDV被害を受けているときに引っ越し先の住所を知られない方法
住所が知られる書類は、住民票、住民基本台帳です。これらに閲覧制限をかけてもらうことができます。
ストーカー行為、児童虐待、配偶者からの暴力(DV)などの被害を受けている方は、市区町村に対して住民基本台帳事務における「DV等支援措置」を申し出て、「DV等支援対象者」となりましょう。
そうすることで、加害者からの「住民基本台帳の一部の写しの閲覧」、「住民票(除票を含む)の写し等の交付」、「戸籍の附票(除票を含む)の写しの交付」の請求・申出があっても、これを制限する(拒否する)措置が講じられます。
詳しくは総務省のこちらのページをご覧ください。
ストーカー被害者が最初にしければならないことは、相談機関への相談です。
相談機関とは、警察署や配偶者暴力相談支援センター(女性相談所)、福祉総合センターなどの、お住まいの市区町村役場で指定されている公的機関のことです。分からないときは、役場に問い合わせてください。
● 秘密の引越し「ワケありプラン」
余談になりますが、ストーカー被害者の引っ越しなど、人に知られたくない引っ越しができるプランは多くの引っ越し業者が対応しています。
引っ越し業者特有のユニフォームを着用しないで作業してくれる
マークが入らない目立たないトラックで来てくれる
夜間や急な引っ越しにも対応できる
専任のチームを組んで電話も公衆電話からかけてくれたり、履歴が残らないように気を配ってくれるそうです。
こういうことも知っておくと良いかも。
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